山菜と命どっちが大事
仕事が18:50に終わり、
バス、電車、新幹線、電車、タクシー、を乗り継いで、バタバタと準備をして、24:30に出発、
車止めに駐車をして、仮眠して、登山道を1.5時間歩いて、目的の場所へ・・・・
途中の景色はこんなです。
5:10に出発してほぼ予定通りです。
目的はこの滝の上流です。
水量が多すぎです、これがあと大変なことに。
下り場所を探すのに手惑いましたが、ほぼ予定通りの到着です。
やはり水量が多いです。
これでは、イワナの付いている場所がありません。
それでもピンポイントの場所をゆっくり流すと反応がありますが、
食いが浅く、最初から連続の5回バラシです。
なんとか最初の一尾
反応はありますが、なかなかヒットしません、やっと最初の一尾です。
その後もバラシの連続です。
遡行も水量があるので、結構きついです。
程なくして最初の難関です。
右の岩場の上を行くと超えられました。
落ちたらヤバやばいです。
この上で一尾追加したら、第二の難関.
踏みは外したらやばいです。
慎重に右の斜面をへつり、持ってきたロープを真ん中の突き出した倒木の枝に投げって引っ掛けました。
なかなか上手くいかず、手こずりました、太ももからは下は右壁の際の水の中です。
やっとの超えれました。
帰りを考えて、ロープが下に流されないように、上の岩の切れ目に木の枝を使って固定しておきます
次の第三の難所は、写真を撮る余裕がありませんでした。
2.5から3mくらいの滝です。
まず、荷物をすべて降ろして、空身で左壁をへつって、木の根にロープを固定、
行きはなんとか越えれましたが・・・・
また釣り上がりますが、流れが速すぎて、釣りになりません。
しかし上を見たいので、いったん竿を畳んで、上を見に行くことにしました。
雪渓が出てきました。やばそうな雪渓です。気温も上がってきて暑いくらいです。
崩れて一旦せき止められた水があふれたら、一気に水かさが増して流されてしまいます。
恐怖を感じました。
ここで下る決意をしました。
しかし、第3の難関の滝をを通過しないと。
冷静になれ、冷静になれと つぶやいていました。
滝つぼは白波があるので、深そうな感じはありませんでした、ロープを使って降りました。
一瞬のことです、足が滑りました、左手でロープを掴んでいましたが、胸くらいまで水面下に落ちました。
足は付いてません。胸からウェーダーに浸水、しかも反転流に乗っています。
かろうじて左手はロープを握っていたので反転は避けれましたが、
際を体が流されていきます。
このままで流れに入ってしまったら・・・・
思い切って右足を伸ばして滝の壁に足をかけました。なんとか体の移動は止めれました、
右手もロープにかけて、体を浮かせました。
その状態で左足の足場を探しました。水面下でなんとかつま先がかかる場所に左足をかけて、
体を浮かせました。その状態で、冷静さと体力の温存。
泳ごうかor上に上がるか、泳いだらこれ以上浸水します。
上に上がることを選択、右手にロープをもって、左手をフリーにして、左手の支点を探します。
左手の支点が見つかったときは、ほっとしました。
次に右足の支点を移動させてなんとか、反転流から抜けれました。
中はびしょ濡れですので、一旦全部脱いで、水を出して。
第二の難関を流されないように、ロープを使って下って。
入渓点まで戻り、第二の難関で入った水を出しました。
乾かしている間、おにぎりとバナナを食べて、1.5時間の山歩き、
車に着いたときは、12:40した。
今回は冷静さに欠けていました、
水量が多い時点で、遡行は中止するべきでした。
1.5時間歩いて、せっかく来たのだからという気持ちで、冷静な判断が出来ませんでした。
それに山歩きを考えて、ウェーディングシューズもラバーソールにしてしまいました。
乾いた岩は滑りませんが、濡れた岩では使えませんね。
今までで一番危険でした。
引き返す勇気を忘れていました。
スポンサーサイト